ランニング初中級レベルの人であれば、フルマラソン大会でのサブ4は、ぜひとも達成したい目標の一つです。
一般的なマラソン大会で、サブ4を達成すると、だいたい上位35〜40%以内には入ると言われています。
この記事では、フルマラソンのベストタイム4時間強の管理人が、サブ4を達成するために自分の実力にあったペース配分と注意するポイントなどをご紹介します。
同じようなレベルのランナーの人に参考になりましたら幸いです。
サブ4達成のための方針
よく言われることですが、フルマラソンは30kmから35kmを超えたあたりから、エネルギーの枯渇や筋力の低下、脱水などにより、急激に走るのがつらくなってきます。
このような後半に備えて、前半はペースを上げすぎず、できる限り体力を温存して、35kmを超えてからペースアップできるような時間配分を目指します。
あらかじめ決めたペースを維持するとともに、心拍数も上がりすぎないように注意していきます。
次に、具体的に想定するペースと心拍数の数字を紹介します。
ペースと心拍数の目安
フルマラソンの42.195kmをいくつかに分割して、ペースと目安とする心拍数を維持します。(心拍数は、個人によって楽なゾーンと、苦しいゾーンが異なりますので、参考として見ていただければ)
まず、最初の5kmは、スタート後の混雑でスピードはあげられないですし、ウォーミングアップも兼ねて、ゆっくりペースで走ります。
5kmから30kmは、少しペースアップして一定のスピードで走る予定です。
自分に無理がなく、できる限り体力を消耗させないことを意識しながら、なおかつサブ4に必要なペースを維持します。
30kmを超えて、さらに少しスピードを上げ(でも上げすぎないように)37km地点まで落ちないようにがんばります。ここが計画通りに進めば、9割方、目標は達成できるでしょう。
37kmからはゴールまで残り5kmです。
その時に体力、脚力がゼロになっていなければ、すべてを振り絞り全力のペースでゴールを目指します。
スタートから5km地点まで
ペース:5’50/km
心拍数:150bpm前後
このペースは、管理人にとって楽なペースですが、このままではサブ4には間に合いません。(平均すると、5’40/km以上で走る必要があります)
5kmから30km地点まで
ペース:5’35〜5’40/km
心拍数:160bpm以内
できる限り、心拍数150台後半を維持しながら、5’40/km以内でペースを一定で走る想定です。
上り坂や強い向かい風などが続けば、これより悪くなりますが、この範囲からは大きくはずれないことが重要です。
あとは当日に気温が上がりすぎて、体力が消耗しないことに期待したいです。
また、途中でのトイレのタイムロスは禁物なので、事前のトイレ対策はしっかり行います。
30kmからゴールまで
ペース:5’30〜5’35/km
心拍数:164bpm以内
ここからペースを上げて、スタートでゆっくり走った分の遅れを取り戻していきます。
私は、心拍数が165を超えると、呼吸がきつくなってしまって長く走れないので、それを超えないように、かつ、5’35/km以内までペースを上げていきます。
5kmごとのラップタイムとゴールの目標
上記のペースを維持できた場合のラップタイムとゴールの目標タイムは、次のようになります。
距離 | ラップタイム | ペース・心拍数 |
---|---|---|
5k | 29.10 | 5.50/km |
10k | 57.10 | 5.40/km・160bpm |
15k | 1.25.30 | 5.40/km・160bpm |
20k | 1.53.50 | 5.40/km・160bpm |
25k | 2.22.10 | 5.40/km・160bpm |
30k | 2.50.30 | 5.40/km・160bpm |
35k | 3.18.25 | 5.35/km・164bpm |
40k | 3.46.20 | 5.35/km・164bpm |
Goal | 3.58.37 | 5.35/km・164bpm |
かなりギリギリの計画なので、少しでも想定外のことがあると、難しくなります。
まとめ
上述のような仮説で実際にフルマソンを走り、適切なプランかどうか検証してみたいと思います。
実際に走ってみた結果は、以下のとおりです。
サブ4達成のためにはどのくらいの走力が必要なのか?短い距離をどのくらいのペースで走れれば、フルマラソンでサブ4が達成できそうか、というテーマに興味ある方はこちらもどうぞ。
参考
以下の書籍を参考にしています。