ランニングのモチベーションアップに効く!村上春樹のランニングエッセイ集

走ることについて語るときに僕の語ること

これからランニングをはじめようと考えている人、はじめたばかりの人には、村上春樹のエッセイ集「走ることについて語るときに僕の語ること」をおすすめしたいです。

3年ほど前、たまーに近所を15分くらい走る程度のジョギング超初心者という状態だった私は、この本を読んだ影響で初めてマラソンの大会にエントリーしました。(参加者が数十人くらいの皇居を2周を走るとても小さいレースです)

その後4〜5回くらい読み返していますが、この本の、ランニング初心者にとってやる気アップにつながりそうな箇所を引用でご紹介します。


走ることについて語るときに僕の語ること

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ランニングのモチベーションアップになぜ効くか?

もし(自分で決めた目標)タイム内で走れなかったとしても、やれる限りのことはやったという満足感なり、次につながっていくポジティブな手応えがあれば、また何かしらの大きな発見のようなものがあれば、たぶんそれはひとつの達成になるだろう

この文章の前にも記述がありますが、一般の市民ランナーであれば、誰かと競争することがランニングのモチベーションになるよりも、自分の設定した目標に対して、結果はどうだったのか、ということが重要になります。

数千人が参加するような大きな大会に一度でも出てみると分かりますが、自分よりレベルが上の人も下の人もいくらでもいます。
なので、特定の誰かと競争することにはあまり意味がないと私も感じます。

レースの最中に、同じようなペースの人とずっと走り続けていると、その人を一つの目印にして、置いて行かれないようにしよう、最後はあの人だけは追い抜こう、と考えて自分を鼓舞するようなときはあります。

「もっと走りたい」という自然な思いは、禁煙を続けるための重要なモチベーションになったし、禁断症状を乗りきるための大きな助けとなったと思う。

私は喫煙しないので実感がありませんが、村上さんは、ランニングを習慣化することで、禁煙にも成功しました。

僕のようなランナーにとってまず重要なことは、ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に駆け抜けることだ。尽くすべきは尽くした、耐えるべきは耐えたと、自分なりに納得することである。

この一文は少々ストイックなハードなスポーツという印象を持ってしまう文章ですが、自分なりのベストを尽くせば、手応えを得られる、というランニングの魅力が語られています。

村上春樹さんも走り始めたころは、15分くらいで息があがってしまったそうです。
これから走ろうと考えている人は、まずはそれほど無理をせず心地よく続けられるペースを習慣化していくことをオススメします。

ランニングを継続するコツは、次の記事でもまとめています。
https://upw.biz/332

kindleで出たので、手軽にリーズナブルに読めるのでおすすめ

私は文庫本で読んだのですけど、kindle版でも出版されています。
本より値段も少し安いので、まだ読んでいない人はこの機会にいかがでしょうか。


走ることについて語るときに僕の語ること

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