先日、一般社団法人Webマーケティング協会のセミナーを受講してきました。
2015年7月22日にコンテンツマーケティングっぽい内容のセミナーを開催します | Someya Masatoshi.jp
講師は、「ブログ飯」などの著者、ブロガー、ウェブコンサルタントの染谷さん。
「ブログ飯」を読んだり、染谷さんブログを拝読していたことから興味を持ち、5,000円で受講できるとのことだったので申し込みました。
聞いてきた内容を以下に紹介します!
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https://upw.biz/451
記事の内容
メディアとはなにか
webサイト、ブログ以外でも、なんでもなりえる。
例えば、動画、音声、SNS、プレスリリース、本など。
価値ある情報とは
人に役立つ事象 x 希少性 = 価値
あふれる情報、大量にあるものは、希少性がない、価値がない
価値を適切に伝える3要素
web上のテキストの場合を例とする。
1.対象読者に響くタイトル:気づき
2.対象読者が理解できる内容:翻訳
3.対象読者が実行したくなる:意欲の向上
この3要素を同時に満たす=良質なコンテンツ
コンテンツを作成した後、どうやって読み手に届けるか
1.検索エンジン
未知との出会い => 能動的 悩み、疑問、問題の解消
2.SNS
知人からの推奨 => 受動的 驚き、好奇心の刺激
目指すべき領域
1.リピートしてアクセスしてくれる状態
お気に入り登録
ブックマーク
RSS登録
など、自ら望んでファン化してくれること。
ファンのロイヤリティUP
2.ファンと直接コンタクト取れる状態(メアド、FBファン)
(結果)売上の向上
そこに至までに信頼度を上げられるか、どうかが重要。
この状況になれば、検索エンジンの影響も小さくなる。
コンテンツ作成の具体的施策:3つのステップ
1.得意分野の棚卸し:ネタ切れならないため
2.対象読者の可視化:誰に出すか、書き出す(頭でイメージではなく、書くことが重要)
3.コンテンツを作る
↓
潜在的な客、既存客に応じたコンテンツが作れる
得意分野の棚卸し
自分のできることを全て書き出す
あるいは、第三者から褒められたということを書き出す。
1000個くらい書く気持ちで。
もう出せないとういところから、さらにがんばる
グループ分けして、組み合わせ考えると、さらに出せる
自分の思い込みで勝手に評価しない->判断するのは読み手
「自分にとっては当たり前でも、人から見たら驚きになる」
文章作成の秘訣
1.〇〇とは
2.5W1H
得意分野から自分の軸を定めて、1。2。の切り口で書く。
文章が丁寧になるよ。意外なところから検索されたりする。
欠けているものもメモしておく。
人のニュースやコンテンツも、この切り口で見ると気づきあるよ。
自分以外はみんな素人という考え方。
・読み手はなにも知らない
・自己満足の文章になっていないかチェック
・小学生にもわかる言葉で文章を書く
第三者に読んでもらってフィードバックをもらう。
特定の層に、届く言葉を使う=>翻訳者のイメージ
コンテンツ作成のポイントをまとめると
半年〜1年くらいの時間かけないと結果でない(アクセスにつながらない)
その時間をショートカットしたければ、有料広告。
続けるためにも自分が楽しいことをやる。
好きなことを発信したいというモチベーションが重要。
毎日発信にこだわるより、自分が楽しい気分のときに書くほう良い。
コンテンツとコンテクスト
コンテンツ:情報、成果物
コンテクスト:文脈、背景、コンテンツ以外のすべて
今後は、誰が言っている?コンテキストが重要
コンテキストを高めるには
まず2つを意識する。
1.プロフィールを充実
HNでもよいので、好き、得意を、熱量多くで、共感してもらう。
第三者の評価を載せる => 信頼性
社会的認知度の高い人の言葉 => 権威
2.「体現」のさまを見せる
実際に行動している様子も出す。
コンテキストが作れれば、コンテンツコピーも関係なくなる。
継続が力
継続するだけで、勝手にライバルは減る => 希少性を高めることにも繋がる
コンテンツマーケティングの成功事例
1.LIG
8割は役立ち情報:検索エンジン
2割は面白情報:SNSのバズ
サイボウズ式 も面白いよ
サイボウズ式 | 「新しい価値を生み出すチーム」のための、コラボレーションとITの情報サイト
2.シネマズ 松竹
半年でPV10倍。yahoo映画との差別化を目指した。
1.速報系のお知らせ:SNS集客
2.役立ち系記事:検索集客:チケット予約方法、用語解説、4DXとは、業界では当たり前すぎる知識
3.読み物系:ブックマークリピート:コラム、批評家、監督や脚本家インタビュー、ライター
3.クリーニング屋さん
クリーニング屋が伝える上手なご家庭洗濯のブログ | 不可能と言われたシミも白くします
クリーニングではなく、家庭の洗い方を解説したりするが、それはそれでOK。
家庭では洗濯しにくい衣料などを、プロとして解説する。
4.短パン社長
アパレルメーカー。キャラを立てる。
紙のニュースペーパー、DMなどのアナログ+ブログなどのコンテンツ提供。
名刺交換と個人的に質問
講義終了後、講師の染谷さんに名刺交換をお願いし、質問もさせてもらいました。
わたくしの質問:
早く成果出したいと焦り、キーワードを意識しつつも数打ちゃあたるとサイトをたくさん作ってしまう感じになっているが、やり方としてどうだろうか?
染谷さんの答え:
焦るのはよくわかる、サイトをたくさん作るというのも、やったけれど、あとから振り返ると、効果的ではなかったと思う。
アフィリの場合は、情報量が多ければある程度、いけるけれども、やはり自分の好みや適正と、商材の擦り合わせが重要だと思う。
おわりに
小手先のテクニックではなくて、ウェブ上にどのように価値を提供して、ビジネスにつなげていくか、という本質的なお話を伺えました。
1年たったら陳腐化してしまう、というような知識ではなく、あとから振り返っても有益な内容だと思います。
ただ、ブログ飯でも書いてありましたが、ある程度、本質的な内容である分、自分で内容を咀嚼し、行動して、実際はどうだったのか、という検証がとても重要になりそうです。
というか、検証がなければ、なんとなく良い話、聞いたなで終わるので。
このような機会をいただき、ありがとうございます。がんばります。