多少の貯金を持つ人であれば、資産運用も考えたい、でもお金や投資の知識には自信がない、という人も多いだろう。
次に紹介する本は、「お金の運用が仕事でもないし趣味でもない。が、金融商品をどのように買ったら良いか、を具体的に手取り早く」教えてくれる。
本書では、おすすめのマネー運用の方法を次の6つのポイントに絞って紹介している。
超簡単 お金の運用術とは
1. 生活に必要はお金を確保する
生活費3ヵ月分程度の、当座の生活に必要な費用を、銀行の普通預金に置いておく。
生活費3ヵ月分の確保も厳しいという状況であれば、資産運用は後回しでまず現金を蓄えることから開始する。
2. 残りを、リスクが取れるお金とリスクを取りたくないお金に分ける
残ったお金を次の2種類に分割する。
- リスク運用マネー:リスクを取ってもいいと思うお金
- 無リスク運用マネー:元本割れを想定しないお金
3. リスク運用マネーで、投資信託を買う
本書では、TOPIX連動型上場投資信託、と、SMTグローバル株式インデックス・オープンの2つの商品に、半々を投資することを推奨している。
*本書掲載時と市況は変わっているため、投資する商品は、最新の動向から判断したほうがいいだろう。
4. 無リスク運用マネーで、国債を買う
無リスク運用マネーは、個人向け国債、または、MRF(マネーリザーブファンド)で持つ。
5. 大きな支出が必要なときは、上の一部を解約する
大きな支出が必要なときは、上のいずれかを部分解約してこれに充てる。
本書では、解約するときは躊躇しない、ことを何度も強調している。
投資信託を解約するときに、購入時より低い金額になっていると、損が出てしまうことを人は心理的な抵抗が強い。
6. NISAやiDeCo(イデコ)を最大限利用する
上に区分したリスク運用マネーで投資信託を購入する際は、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を最大限活用していく。
まとめ
以上、初心者のためのお金の運用術について紹介した。
これから資産運用を検討している人の参考になればうれしい。