技術系の資格にはどのようなものがあるのか
技術系と聞くといろいろなものを想像する人が多いと思われますが、実際に技術系といわれてあげられる資格は業種ごとに分けるとバラエティに富んでいるため、全体的に取得というのは実際問題難しいです。
やや漠然としている印象がありますので、未経験分野への転職を志望する場合は特に「どの技術系の資格取得を目指すのか」について明確にすることから始めるべきでしょう。本稿では、転職に役立つ技術系にあたる分野の資格について説明していきますので、転職を考えている人は参考にしていただければ幸いです。
システムエンジニア
IT業界に身を置くシステムエンジニアの資格は、主に以下の通りになります。
「基本情報技術者(FE)」
「応用情報技術者(AP)」
「データベーススペシャリスト」
「プロジェクトマネージャ」
「ネットワークスペシャリスト」
この資格のうち、「データベーススペシャリスト」、「プロジェクトマネージャ」、「ネットワークスペシャリスト」に関しては即戦力と見なされて、好待遇での転職を期待できるようになります。「基本情報技術者(FE)」も転職では役立つものの、IT業界が人手不足な現状では無くても転職できる可能性があり、むしろ入社後に取得を促されることもあります。
電気系の技術者
電気系の技術者になる場合は、「電気工事士」、「電気主任技術者」が最有力候補になります。
「電気工事士」はその名の通り電気関連の工事を行うために必要になりますので、転職を考えるなら取得したいです。
資格取得難易度に関しては特に低いわけではありませんから、転職前に取得しておくことも十分可能となります。電気工事に関しては需要が高い仕事なので、資格を持っていれば転職先が見つかる余地が高まるため魅力です。
「電気主任技術者」は、工事現場やビル等の高圧電気を管理する仕事を行う企業に転職したい方のための資格になります。
資格を持つことが必須になる企業も多いですが、需要も高く報酬も安定しているので、資格取得によってかなり転職への道が開けるといえるでしょう。しかし、一番難易度が低い三種であっても難易度は高く、しっかりと勉強する必要があるので覚悟が必要です。
独学だけでは難しいということもありますので、講座を受講して資格取得を目指すことも有力な選択肢になるでしょう。
建設系の仕事
建設系の資格としては、「技術士」や「計装士」というものがあがります。「技術士」の場合は建設会社、「計装士」は電気設備会社等が主な働き口になります。これらの資格は、受験資格として実務経験が必要になることが特徴です。
未経験の人の場合にいきなり転職ということを考えると難しいですが、建設業に従事して転職を考えている場合は、報酬面でも大きな優遇を受けるので資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
技術系の分野に転職を考えている場合の注意点は?
働く環境をしっかりと見極めることも重要
技術系の仕事は人手が不足している傾向にありますので、資格持ちの場合は入社時点でかなりの好待遇を期待することができるでしょう。しかし、人手不足という現状は裏を返せば激務に悩まされてしまう可能性がありますので、「望んで進んだ道なのに結局転職はうまくいかなかった」、ということになる危険性もはらんでいます。
職場選びの際にはどのような労働環境になっているかに関しても確認する必要がありますので、面接の段階で「残業がどれくらいの時間になるのか」、「休日に出勤することを要求されることはないのか」といった基本的なことについては必ず聞いておきましょう。
良い環境の転職先を見つけられると安定した報酬の中で、キャリアアップや独立を視野に入れた資格取得に臨むことができるので、一つ一つ段階をクリアして自分を高めていくことが転職後の展望です。