個人事業主が売り上げや入金を管理するための銀行口座を、生活に使っている口座と同じにしてしまうと、年に1度の確定申告の際などに入出金の集計がしづらくなってしまいますよね?
また、大手銀行に屋号付きの口座があれば、取引先からの信頼も得やすいでしょう。
今回は、三井住友銀行で屋号付き口座を開設するための手続きの流れをまとめました。
口座開設検討中の個人事業主の方は、これを読んで、できるだけ時間をかけず口座開設を進めてもらえれば幸いです。
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三井住友銀行で屋号付き口座開設に必要なもの
口座開設に必要な書類などは次の3点になります。
- 個人事業開業届(税務署の受付印のあるもの)
- 身分証明書(免許やパスポート等)
- 口座開設に使う印鑑
個人事業開業届は、あらかじめ税務署に届けを出しておいて、受付の捺印してもらったものの控えを提示する必要があります。
口座開設の手順
三井住友銀行で屋号付き口座の開設の手順は次にとおりです。
1.上述の資料を持って、開業住所(自宅で個人事業開始の場合は自宅)の最寄りの支店で、屋号付きの口座開設を申し入れます。
2.簡単な申込書を記入して提出し、口座開設の審査になります。最長で2週間かかると言われましたが、私の場合は、5日ほどで連絡がありました。
3.再度、同じ書類を持って最寄り支店に行き、口座利用の説明を受けて、正式申込書を記入します。口座番号やネットバンク用パスワードカードを受け取り開設となります。ネットバンクはこの時点でログインができるようになります。
4.キャッシュカードは種類にもよりますが、当日発行してもらえる場合と、郵便書留で後日郵送の場合(申し込みから1週間程度)があります。
上述のとおり申し込みから開設まで、1〜2週間前後がかかると見ておいたほうがよいでしょう。
まとめ
以上、個人事業主が三井住友銀行で屋号付き口座を開設するための手続きのご紹介でした。
三菱東京UFJなど他の大手銀行では、屋号での納税証明や商業登記簿謄本を求められるところもあります。それらに比べると、三井住友銀行はやや条件が優しいと言えます。
これから個人事業の開業と口座開設を検討している人には、おすすめではないでしょうか?